よく心理学の世界で、他者は自分の鏡と言います。他者を観察することで、無意識的に嫌っていた自分の一面を見ることができると。
それは、目の前にいる人も同じ。
もし、わたしがあなただったら、わたしであるあなたも、わたしなのです。
あなたはわたしで、わたしはあなた。
お互いがお互いの投影なので、究極的には同一人物なのです。
では、なぜこの世界は、わざわざ、「私」という存在を、一人称の「わたし」と、二人称のわたしである、「あなた」に、意識を分け、そして「わたし」であるはずの「あなた」とわざわざ関係を作るのでしょうか?
今回は3つの記事に渡って、そんな「わたし」の不思議を、意識の視点から考察します。
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